人の血液中には、酸素を体の抹消まで運ぶ赤血球や、ウイルスや最近などの外敵および体内で発生したがんなどの異物を排除する白血球等があります。

外敵や異物の排除する役目を担っているのが、白血球の２０〜４０％を占める「好中球（こうちゅうきゅう）」と「リンパ球」です。

ところが、体内にできた異物のガン細胞は、リンパ球の働きを弱めたり、リンパ球の監視から巧みにすり抜け、増殖を始めます。

そこで、ガン細胞の増殖等を防ぐために考え出された方法が、ガンに対する免疫療法のひとつが、「活性化自己リンパ球療法」です。

「活性化自己リンパ球療法」は、患者自身から採取したリンパ球を培養し、体内に存在している生理活性物質（サイトカイン）であるＩＬ２（インターロイキン２）等を添加し、再度、患者の体内に点滴で戻します。

活性化自己リンパ球療法は、開発後、国立がんセンター等で試験的に開始され、肝臓がん手術後の患者さんに投与し、投与しなかったグループとの比較しました。
比較検討の結果、再発予防効果が確認され、その結果を医学雑誌に発表すると、その効果は医師等の注目を集め、「活性化自己リンパ球療法」を導入する医療機関が増えました。

従来のガンに対する治療方法の「外科療法（手術等）」、「化学療法（抗がん剤等）」と「放射線療法」との併用が可能で、従来の治療法との相乗効果も期待できるといわれています。

重篤な副作用は報告されていないようですが、患者によっては、軽微な発熱が報告されています。

※

当サイトは、補完・代替療法のご紹介であり、補完・代替療法の効果効能の保障及び、施行を推奨するものではございません。

がん患者が手術等で摘出したがん組織を無毒化したものと独自開発された免疫刺激剤を利用し、原材料となっているがん組織の提供者にのみ有効なワクチンを製造し、注射で患者の体内に戻します。

がんワクチンを注射すると、がんに対する免疫が刺激され、特に、キラー細胞が活性化すると言われています。

基礎研究や臨床研究も行われており、海外の科学雑誌での掲載や、日本国内の主要学会での発表、学術誌への掲載等があります。
なかでも、手術後の肝臓がん再発を調べる試験は、信頼度の高い方法で行われ、国際的に、高い評価を受けています。

国内外の臨床試験などから、
〇肝がん再発抑制効果・延命効果
〇脳腫瘍の治療効果
〇肺がんの腫瘍マーカー減少効果
などの効果が確認されています。

自家がんワクチン療法は、保険外診療ですので、自費となりますが、どの種類のがんにも手術後なら適応で、外来通院で実施でき、また、問題となる副作用も確認されていません。

※

当サイトは、補完・代替療法のご紹介であり、補完・代替療法の効果効能の保障及び、施行を推奨するものではございません。